フォ/ース・カ/インド

観てきました。

怖いの苦手なのに。

怖いの得意な親友さそって観てきましたよ。

↓以下ネタばれしてるので、反転しときます。↓

とりあえずなんていうか、それほど怖くなかったかなぁ。っていう。

突然の大きい音にビクっとすることはあったけど、そんなキャーッとはならなかったです。

実際の映像と再現映像を交えているんですが、ちょっと衝撃的なシーンがあるぐらいで。


家に立てこもった男が人質にした妻と子供を次々撃ち殺してしまうシーンとか。

でもあれ、本当に実際の映像なのかなぁ。

包囲した警察が撮影した映像で、家の窓から犯人と妻子の影が見えてる状態なんですけど、

最初に腕に抱えた奥さんを撃って、次に離れたところにいる子供を撃って、

最後に自分も撃って自殺しちゃうんですが、その時のカメラワークがずいぶんタイミング良かった気がして。

そういうもんなんですかねぇ。

それとも映画に使う用に、後でズーム加工したとか？


あとは、不眠症の患者たちに催眠療法をするシーンが何度かあって、宇宙人と交信するときは必ず

映像が乱れるんですが、あれもなぁ。

どうなんでしょう。宇宙人が来ると電子機器が乱れるっていうのはよくある話ですよね。


つまりこの映画は宇宙人による人間の拉致がテーマなんですが、

それを信じるかどうかはあなた次第、というキャッチコピーどおり、

とても信じられない、という疑わしさが満載の映画です。


実際にいる人がモデルで、主人公であるアビゲイル・タイラー博士は、

夫の自殺をショックのあまり他殺と勘違いしており、自分自身で催眠療法の信憑性を失くしてしまっているんですね。

でも、彼女のところに来るノームの街の不眠患者たちは、催眠療法によって不眠の原因を思いだし

（宇宙人に記憶をいじられて、忘れさせられているらしいです）、宇宙人による拉致があったと証言します。

彼女自身も拉致されていて、友人で同僚でもある心理学者に頼んで催眠療法を受け、その時の記憶を

呼び起こし宇宙人との交信に成功するのですが、今度は立ち会った人もろとも拉致られてしまうと。

その時の映像も実際の映像で残されていました。


で、次に目覚めると病院のベットの上で、首にけがをしてるんですが（宇宙人と交信すると、埋め込まれている

何かのせいか、体に大きな負担がかかるようです）、　彼女を異常だと疑っている保安官に話しても信じて

もらえない。

その時一緒に拉致されたはずの友人の心理学者に証言してくれと頼みますが、首を横に振るばかり。

あげく、その時点で夫は殺されたのではなく自殺だったという真相を告げられ、

君はおかしくなっているんだと諭されちゃう。


うーん、はたして何を信じるべきなのか。

確かにアビゲイル博士の証言はおかしくて、とても信用できないんです。

映像もキレイに残っているものはないし、本人もあの事件の後、健康を害して医者の管理下におかれている

そうですし。

精神錯乱による幻覚と虚言、と捉えておかしくない内容なんですよねぇ。


でもそれが拉致した宇宙人たちの目論見でないと、はたして言い切れるのか。

あまりに非常識なことを口走ると信用されない、という人間の習性を、観察だか実験だかをしている宇宙人

なら十分承知していると思うんですよね。

だから博士は病人扱い。

宇宙人たちはしめしめ。みたいな。

この映画自体、宇宙人の存在に疑念を抱かせるための、彼らの策略だったりして・・・・・・。




ホラー映画のように、トイレやお風呂が怖くなることはありませんでしたが、

夜中に自室でＰＣに向かっているときに、ふと思い出すと怖くなります。

ていうか、これ書いている今も怖くなってきました。

扉の向こうにいたらどうしよう、みたいな。

幽霊と宇宙人とどっちが怖いって、ぶっちゃけどっこいどっこいなんですけど、

宇宙人のほうが得体が知れなくてヤですよね。

だって幽霊は少なくとも地球原産ですもの。


まぁ、実際対峙したら、結局一緒なんでしょうけど。

一発で心臓が止まる自信があります。

ヘタレ万歳。