ヒガンバナ科ヒペアストラム属
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小一時間ほど問い詰めてやりたい。
テーブルの下のナマえびに。
明日の夕飯のポテトサラダと海老フライと、デザートのプリンを作って、
片付けもキッチン掃除も全部終わらせて、歯も磨いて顔も洗って、
「そろそろ寝るベー」と、今まで座っていたリビングのテーブルの椅子を
戻そうとした時。
ふと視界に入る、灰色の姿態。
慎ましやかに体を丸めて。
頭のないそれが、ひどく堂々と一匹だけ床にころがっているという現実。
「……………なんでやねん」
誰もいないリビングで思わずつぶやいた私を、だれも責められやしないと思う。
えー。
殻も付いたままとか、落としたの結構初期頃やし。
パックか。パックから出すときなのか。
いや、それとも殻をむいてる時か?
いずれにしろ、私が料理している間、兄や母がやたらそのへんウロウロしてたのに、
誰も気づかなかったってことが問題だと思う。
……………よかった、朝っぱらからナマえび踏みつける惨事にならなくて。
昨日、ガトーショコラを作った。
今、シュークリームを作ってきた。 (あと、明日の夕飯用のポトフも。)
窯出しシュークリーム。
昔作った時は生地がぺっちゃんこになってしまったけれど、今回は成功。
一個にクリーム詰めすぎて、カスタードクリーム二回作ったけど。
クリームたっぷりは正義だと思う。
だから良しとしておく。
将来、もし万が一にもセレブな旦那と結婚したなら、
晩年は小さなケーキ屋かカフェでも開こうかしら。
軽井沢的なノリで。
「うふふ、おほほ、まぁ奥さまったら、相変わらず素敵なお召し物ですこと」
みたいな会話が飛び交うくらいのセレブだったら。
カフェは儲からないってのが通説なので、一般ピーポーの間に目指すような
そんな度胸はありませんけど。
いいなぁ、セレブ。
お金の心配をせずに、おいしいお菓子や料理を作って、
食べてもらって喜んでもらって、
そんな夢のようなカフェとかやってみたい。
あ、セレブな旦那じゃなくても、パトロンとかでもいいのか。
「パトロンほしい」 というのは学生のころからの密かな口癖です。
歌やってたので、パトロンほしかったんです。
あー、ほしいなパトロン。レッスン費とか出してくんないかな、パトロン。
三つ子の魂百まで。
………どんだけ爛れた思考の学生か。orz
そして進歩のない自分、ばんざい。
がんばれ自分。不況に負けるな。